教育・研修

ゆとり世代との向き合い方、コツは業務レベルの把握と注意方法

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2019.09.10

こんにちは!ポケット人事編集部です。

 

一昔前に放送されたドラマ「ゆとりですがなにか」をご覧になった方や、耳にした方はいらっしゃいますか?

このドラマのタイトルに象徴されるような特性を持った、“ゆとり世代”にあまり良い印象を持たない方も多いのではないでしょうか?

 

今回はゆとり世代の特徴を知り、ゆとり世代への接し方や教育方法を通して、皆様の会社経営に役立てて頂ければと思います。

ゆとり世代の個性を知っていますか?

世間からは

 

「自主性がない指示待ち人間」
「プライベート優先」
「すぐに結果を求める」
「泥臭い仕事はやりたがらない」
「興味があるのは会社ではなく自分の成長」
「叱られるとすぐ萎縮する」

 

などと揶揄されがちなゆとり世代ですが、これは、ゆとり教育の中で「個性と自主性の尊重」に重点を置き、教師は「指導者」ではなく「支持者」の役割を担ってきた為、年配者から叱られる機会がほとんどない環境で育ってきたことにも原因があると考えられています。

 

しかし、少し視野を広げてみることで、ゆとり世代の人材にしかできない仕事や考え方も少なくありません。

 

ゆとり世代のあまり良く受け取られていない特徴も1つの“個性”なのです。

個性を生かした会社経営をしませんか?

皆さんの会社でも、すでにゆとり世代がゆとり世代を教育する。という構図がすでに出来上がっているかもしれません。

 

しかし、ゆとり世代は、決して社会で活躍できないわけではありません

 

むしろ、これまで出来なかったインターネットを活用した先進的・効率的な仕事方法を編み出したたり、個性を活かした新しい取り組みや企画・開発が行えるようになる可能性があります。

 

企業活動を行っていく上では「変化への対応」が欠かせません。その時代に必要とされ、生き残る企業になるためには、時流経営も重要な要素です。

 

ゆとり世代を批判的な目で見るのではなく、ゆとり世代の活躍の場が自社にあるのか?特徴を活かすような教育や配置は出来ているか?と自問を続け、その中から新しい価値を創り出すという気概で採用活動・社員育成に臨んで頂きたいと思います。

 

これからの会社を担う若い世代に対しもっと興味関心を持ち、経営戦略の一環として教育体制やフォローの仕組みを考えていくことの重要度が今後ますます増してくるでしょう

これまでのやり方、大切にしてきた想いなど数多くあると思いますが、譲れない部分と時流に合わせて変化させていくべき部分を見極め、社内体制の強化や革新にコツコツと取り組んでみてはいかがでしょうか?

 

業務内容により異なる接し方・注意の仕方が重要

また、ここからは、そんなゆとり世代の方々が20〜30代である現在、どう「ミス」を伝えるかという話も一緒にしておきたいと思います。

 

皆さんの会社では、業務内容をどのように細分化していますでしょうか?

営業、設計、工務、総務など大きな部門別の業務もあれば、その中に、さらに工程別の業務内容や役職・役割別の業務内容もあるかもしれません。

 

しかし、年次や役職とは別の角度から見ていくと、全体的にどの職種でも業務内容には大きく3つのレベルにわけられることがあるのではないでしょうか?

 

①ルーティン業務(確立されたプロセス)
②複雑な業務(新たなプロセスが混同する)
③イノベーション業務(一貫したプロセスの指針、独特のプロセス)

 

どのレベルの仕事にも「ミスや失敗」はつきものすが、これら①~③のミスがあった際に、一律で、同じレベルの失敗と判断し、同じように叱ったり注意をしたりしてよいものでしょうか?

 

「ミスや失敗」の価値は業務レベルの違いによって分けて考える必要があります。

 

すなわち、どの業務レベルにあるのかを、適切に理解されていないままに、一律にミスや失敗だと判断をしてしまうことは非常に危険だといえます。

 

例えば、ごく単純なケアレスミスがあったとして、新入社員のミスと課長のミスでは意味がまるで違います。

 

場合によっては新入社員であれば、早い段階でチェック機能を覚えさせるきっかけになるかもしれませんが、課長であれば注意力散漫といわざるを得ませんよね。

社員同士が相互に業務レベルを理解すること

ミスに対しての対応は一律であってはなりません。

例えば、ルーティン業務でのミスであれば、ミスや失敗を叱ったり、反省させることは重要です。

 

しかし、これがイノベーション業務の場合は意味合いが全く異なります。
イノベーション業務はその名の通り「これまでに無い、新しいことへの取り組み」ですから、もともと失敗して当然な業務です。

 

また、失敗することで、工務店さま自身にとっても何か得ることでもあうるはずです。

 

ここを理解せずに、「ミスだ失敗だ」と片付けてしまっては、社内からの意見や自発的な行動を暗に抑制する結果となってしまいます。

 

口では「自分で考えて動け」「どんどんチャレンジしろ」「失敗を恐れるな」と言っていても、社内全体として、今、どのレベルの業務に取り組んでいるのかを理解し合わないことは、双方にとって不幸な結果が待っています。

 

(チャレンジする失敗でも叱られるという認識は、当然、積極的に動こうとする若手社員の士気を弱めてしまうことになりますよね…)

 

逆に、全社的にこの3つの業務レベルを理解しあえていれば、「ミスや失敗」に対して、共通認識として、叱ることも出来れば、「ドンマイ!ナイスチャレンジ!」と励ますことも出来ます。

 

業務レベルの把握は、社風づくりにもつながります!

 

この意識は、ゆとり世代との接し方はもちろんですが、まずは「上司」という立場の方々に理解してもらう必要があります!ぜひそんな気持ちで、明日から会社を見渡してみてください。

 

新しい理解や声かけにつながるはずです。